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Enriched(多くの刺激を含む、豊かにした)は、フォーマットされたテキストファイルをWYSIWYG(“what you see is what you get”)な方法で編集するためのマイナーモードです。Enrichedモードが有効な場合、フォントやカラーなどのさまざまなフォーマットプロパティーを、バッファーのテキストに適用できます。バッファーを保存するときは、それらのプロパティーはテキストとともに、MIME形式‘text/enriched’のファイルフォーマットを使用して保存されます。
Enrichedモードは通常、Textモードとともに使用されます(Text Modeを参照してください)。これは多くのメジャーモード(構文のハイライトのためにFont Lockモードを使用するほとんどのプログラミング言語関連のモードを含む)で使用される、Font Lockモードとの互換性はありません。Enrichedモードとは異なり、Font Lockモードはカレントバッファーの内容にもとづいて、テキストのプロパティーを自動的に割り当てます。これらのプロパティーはディスクには保存されません。
Emacsのdata-directory
のファイルenriched.txtは、Enrichedモードの機能例として役に立ちます。
• Enriched Mode: | Enrichedモードの開始と終了。 | |
• Hard and Soft Newlines: | 改行には2つの種類があります。 | |
• Editing Format Info: | テキストプロパティーの編集方法。 | |
• Enriched Faces: | 太字、斜体、下線、など。 | |
• Enriched Indentation: | 左余白と右余白の変更。 | |
• Enriched Justification: | テキストの中央揃え、左揃え、右揃え、など。 | |
• Enriched Properties: | 特別なテキストプロパティーサブメニュー。 |