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フェイス(Facesを参照してください)をカスタマイズできます。フェイスは、異なる種類のテキストをEmacsがどのように表示するか決定します。カスタマイズグループは、変数とフェイスの両方を含むことができます。
たとえばプログラミング言語のモードでは、ソースコードのコメントはフェイスfont-lock-comment-face
で表示されます(Font Lockを参照してください)。カスタマイズバッファーでは、このフェイスについて以下のように表示されます:
[Hide] Font Lock Comment Face:[sample] [State] : STANDARD. Font Lock mode face used to highlight comments. [ ] Font Family: -- [ ] Font Foundry: -- [ ] Width: -- [ ] Height: -- [ ] Weight: -- [ ] Slant: -- [ ] Underline: -- [ ] Overline: -- [ ] Strike-through: -- [ ] Box around text: -- [ ] Inverse-video: -- [X] Foreground: Firebrick [Choose] (sample) [ ] Background: -- [ ] Stipple: -- [ ] Inherit: -- [Hide Unused Attributes]
最初の3行にはフェイス名、‘[State]’ボタン、そのフェイスにたいするドキュメントが表示されます。その下は、フェイス属性(face attributes)のリストです。それぞれの属性の前にはチェックボックスがあります。チェックされているチェックボックスは‘[X]’と表示され、このフェイスがその属性に値を指定していることを意味します。空のチェックボックスは‘[ ]’と表示され、このフェイスがその属性に特に値を指定していないことを意味します。チェックボックスをアクティブにすることにより、その属性を指定または未指定にできます。
フェイスにすべての属性を指定する必要はありません。実際のところ、ほとんどのフェイスは少しの属性しか指定していません。上記の例では、font-lock-comment-face
はフォアグラウンドカラーだけを指定しています。未指定の属性にたいしては、すべての属性が指定された特別なフェイスdefault
の属性が使用されます。default
フェイスは、明示的にフェイスが割り当てられていない任意のテキストを表示するために使用されるフェイスです。さらに、このフェイスのバックグラウンドカラー属性には、フレームのバックグラウンドカラーが使用されます。
属性リストの最後にある‘Hide Unused Attributes’ボタンは、このフェイスの未指定の属性を隠します。隠された属性があるとき、ボタンは‘[Show All Attributes]’に変化し、これはすべての属性リストを表示します。カスタマイズバッファーは、インターフェースが見にくくなるのを避けるため、未指定の属性が隠された状態で開始されるでしょう。
属性を指定するときは、通常の方法で値を変更できます。
フォアグラウンドカラーとバックグラウンドカラーは、カラーネームとRGBトリプレットの両方を使用して指定できます(Colorsを参照してください)。カラーネームのリストに切り替えるために、‘[Choose]’ボタンも使用できます。そのバッファーでRETでカラーを選択すると、値フィールドにそのカラーネームが入ります。
フェイスのセット・保存。リセットは、変数にたいする操作と同様に機能します(Changing a Variableを参照してください)。
フェイスは、異なるタイプのディスプレーにたいして、違う外観を指定できます。たとえば、カラーディスプレーではテキストを赤にして、モノクロディスプレーでは太字フォントを使うようにフェイスを設定できます。フェイスにたいして複数の外観を指定するには、‘[State]’で呼び出されるメニューで‘For All Kinds of Displays’を選択してください。