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Emacsのダイアリーファイルと、他のさまざまなフォーマットの間で、ダイアリーエントリーを変換できます。
Outlookが生成したアポイントメントメッセージから、ダイアリーエントリーをインポートできます。そのようなメッセージをRmailやGnusで閲覧しているときは、エントリーをインポートするためにM-x
diary-from-outlookを実行します。変数diary-outlook-formats
をカスタマイズすることにより、このコマンドに追加のアポイントメッセージ形式を認識させることができます。他のメールクライアントは、diary-from-outlook-function
を適切な値にセットできます。
icalendarパッケージにより、Emacsダイアリーファイルと、“RFC 2445 — Internet Calendaring and Scheduling Core Object Specification (iCalendar)”で定義されるiCalendarとの間で、データを変換することができます(初期のvCalendar形式も同様)。
コマンドicalendar-import-buffer
は、カレントバッファーからiCalendarデータを抽出して、それをダイアリーファイルに追加します。この関数は、iCalendarデータを自動的に抽出するためにも適しています。たとえばRmailメールクライアントは、以下を使用できます:
(add-hook 'rmail-show-message-hook 'icalendar-import-buffer)
コマンドicalendar-import-file
は、iCalendarファイルをインポートして、その結果をEmacsダイアリーファイルに追加します。たとえば:
(icalendar-import-file "/here/is/calendar.ics" "/there/goes/ical-diary")
もし違うファイルが存在する場合は、インポートファイルの内容を追加するために、#include
ディレクティブを使うことができます。
Fancy Diary Displayを参照してください。
icalendar-export-file
を使って、Emacsダイアリーファイル全体をiCalendar形式にエクスポートできます。ダイアリーファイルの一部をエクスポートするには、関連する領域をマークして、icalendar-export-region
を呼び出します。どちらの場合も、Emacsは結果をターゲットファイルに追加します。