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2C-two-column(2列)モードは、横に並んだテキストの列を、簡単に編集できるようにします。これは横に並んだ2つのウィンドウを使って、それぞれのウィンドウは自身のバッファーを表示します。2Cモードに入るには3つの方法があります。
カレントバッファーを左に、カレントバッファーの名前にもとづいた名前のバッファーを右にして、2Cモードに入ります。右側のバッファーがまだ存在しない場合、そのバッファーは空で開始されます。カレントバッファーの内容は変更されません。
このコマンドは、カレントバッファーが空か1列だけしか含まなくて、それに別の列を追加したいときに適しています。
2列のテキストを含むカレントバッファーを2つのバッファーに分割して、それを横に並べて表示します(2C-split
)。カレントバッファーは左側のバッファーになりますが、右側の列のテキストは、右側のバッファーに移動します。カレント列は分割ポイントを指定します。分割はカレント行からバッファーの最後まで続きます。
このコマンドはすでに2列になったテキストを含むバッファーがあり、一時的にそれを列に分割したいときに適しています。
カレントバッファーを左側のバッファー、バッファーbufferを右側のバッファーにして2Cモードに入ります(2C-associate-buffer
)。
F2 sまたはC-x 6 sは、列の区切りを探します。区切りは各行に出現する2列の間にある文字列です。区切りの幅は、F2 sへの数引数で指定することができます。これはポイントの前の指定した文字数文を区切り文字とします。デフォルトでは幅が1なので、ポイントの前の文字が列区切りになります。
行が適切な位置で分割された場合、F2 sは区切りの後ろのテキストを右側のバッファーに移動して、区切りを削除します。適切な位置に列区切りをもたない行は、分割されずに残ります。分割されない行は左側のバッファーに残り、右側のバッファーの対応する行は空になります(これは“2Cモードで2列にまたがる”行を書くときの方法で、そのような行は左側のバッファーに記述して、右側のバッファーは空の行にします)。
コマンドC-x 6 RET またはF2 RET
(2C-newline
)は、2つのバッファーの対応する位置にそれぞれ改行を挿入します。これは2列のテキストを分割されたバッファーで編集するときに、新しい行を追加する一番簡単な方法です。
望みどおりに両方のバッファーを編集し終えたら、F2 1またはC-x 6 1
(2C-merge
)で、それらをマージします。これは右側のバッファーからテキストを、もう一方のバッファーの2列目にコピーします。2列編集に戻るには、F2
sを使用します。
F2 dまたはC-x 6 dは、バッファーをそのままにして、2つのバッファーを分割します。F2 dとタイプしたとき、カレントではないバッファーが空の場合、F2 dによりそのバッファーはkillされます。