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28.3.3.6 Window Management Parameters

以下のフレームパラメーターは、ウィンドウマネージャーとフレームとの相互作用のさまざまな面を制御します。これらは、テキスト端末上では効果がありません。

visibility

フレームの可視性(visibility)の状態。可能な値は3つあり、nilは不可視、tは可視、iconはアイコン化されていることを意味する。Visibility of Framesを参照のこと。

auto-raise

nilなら、Emacsはそのフレーム選択時に自動的にそれを前面に移動(raise)する。これを許さないウィンドウマネージャーがいくつかある。

auto-lower

nilなら、Emacsはそのフレームの選択解除時に自動的にそれを背面に移動(lower)する。これを許さないウィンドウマネージャーがいくつかある。

icon-type

そのフレームに使用するアイコンのタイプ。値が文字列の場合、それは使用するビットマップを含むファイルを指定し、nilはアイコンなしを指定する(何を表示するかはウィンドウマネージャーが決定する)。その他の非nil値は、デフォルトのEmacsアイコンを指定する。

icon-name

このフレームにたいするアイコンで使用する名前。アイコンを表示する場合は、その際に表示される。これがnilなら、フレームのタイトルが使用される。

window-id

グラフィカルディスプレイがこのフレームにたいして使用するID番号。Emacsは、フレーム作成時にこのパラメーターを割り当てる。このパラメーターを変更しても、実際のID番号に効果はない。

outer-window-id

そのフレームが存在する最外殻のウィンドウシステムのウィンドウのID番号。window-idと同様、このパラメーターを変更しても実際の効果はない。

wait-for-wm

nilなら、ジオメトリー変更を確認するために、ウィンドウマネージャーを待機するようXtに指示する。Fvwm2およびKDEのバージョンを含むウィンドウマネージャーのいくつかは確認に失敗するので、Xtがハングする。これらウィンドウマネージャーのハングを防ぐために、これをnilにセットする。

sticky

nilなら、仮想デスクトップを伴うシステム上のすべての仮想デスクトップ上で、そのフレームが可視になる。