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30.5 Marker Insertion Types

マーカーが指す位置に直接テキストを挿入する際、そのマーカーを再配置するために利用可能な手段が2つあります。そのマーカーはは挿入されたテキストの前、あるいは後を指すことができます。マーカーの挿入タイプ(insertion type)を指定することにより、マーカーがどちらを行うか指定できます。insert-before-markersを使用する場合は、マーカーの挿入タイプを無視して、常にマーカーが挿入されたテキストの後を指すよう再配置されることに注意してください。

Function: set-marker-insertion-type marker type

この関数は、マーカーmarkerの挿入タイプを、typeにセットする。typetの場合、テキスト挿入時にmarkerはその位置まで進められるだろう。typenilなら、テキスト挿入時にmarkerはそこまで進められない。

Function: marker-insertion-type marker

この関数は、markerのカレント挿入タイプを報告する。

挿入タイプを指定するための引数を受け取らない、マーカーを作成する関数のほとんどは、挿入タイプnilのマーカーを作成します。また、マークがもつデフォルトの挿入タイプもnilです。