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変数mode-line-format
は、モードラインの全体的な制御を行います。
この変数の値は、モードラインのコンテンツを制御するモードライン構成である。これは、すべてのバッファーにおいて、常にバッファーローカルである。
あるバッファー内でこの変数にnil
をセットした場合、そのバッファーはモードラインをもたない(高さが1行しかないウィンドウも、モードラインを表示しない)。
mode-line-format
のデフォルト値は、mode-line-position
やmode-line-modes
(これはmode-name
とminor-mode-alist
の値を組み込む)のような、他の変数の値を使用するようデザインされています。mode-line-format
自体を変更する必要があるモードは、ほとんどありません。ほとんどの用途にたいしては、mode-line-format
が直接、または間接的に参照する、いくつかの変数を修正すれば十分です。
mode-line-format
l自体の変更を行った場合、新たな値は他の様式でコンテンツを複製したり情報を表示するのではなく、デフォルト値(Mode Line Variablesを参照)に現れるのと同じ変数を使用するべきです。この方法を使用すれば、ユーザーや(display-time
やメジャーモードのような)Lispプログラムにより行われたカスタマイズは、それらの変数への変更を通じて、効力を保ちます。
以下は、Shellモードにたいして有用かもしれない、架空のmode-line-format
の例です(実際には、Shellモードはmode-line-format
をセットしない):
(setq mode-line-format (list "-" 'mode-line-mule-info 'mode-line-modified 'mode-line-frame-identification "%b--"
;; これはリスト作成中に評価されることに注意。 ;; これは単なる文字列のモードライン構成を作成する。 (getenv "HOST")
":" 'default-directory " " 'global-mode-string " %[(" '(:eval (mode-line-mode-name)) 'mode-line-process 'minor-mode-alist "%n" ")%]--"
'(which-func-mode ("" which-func-format "--")) '(line-number-mode "L%l--") '(column-number-mode "C%c--") '(-3 "%p")))
(変数line-number-mode
、column-number-mode
、which-func-mode
は特定のマイナーモードを有効にする。通例どおり、これらの変数名は、マイナーモードコマンド名でもある。)