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19.3 その他のバッファー操作

C-x C-q

バッファーの読み取り専用の状態を切り替えます(read-only-mode)。

M-x rename-buffer RET name RET

カレントバッファーの名前を変更します。

M-x rename-uniquely

カレントバッファーの末尾に‘<number>’を加えてリネームします。

M-x view-buffer RET buffer RET

バッファーbufferをスクロールして閲覧します。View Modeを参照してください。

バッファーを読み取り専用にすることができます、これは内容を変更するコマンドが許されないことを意味します。読み取り専用バッファーのモードラインでは、左余白の近くに‘%%’または‘%*’が表示されます。Mode Lineを参照してください。読み取り専用バッファーは通常、DiredやRmailのように、そのバッファーのテキストを操作する専用コマンドをもつ、サブシステムにより作成されます。アクセスコントロールにより制御されているファイルをvisitしたときも、書き込めない旨が通知されます。

コマンドC-x C-q (read-only-mode)は、読み取り専用バッファーを書き込み可能に、書き込み可能なバッファーを読み取り専用にします。これは各バッファーにローカルな変数buffer-read-onlyをセットすることにより機能します(値が非nilのときバッファーは読み取り専用)。オプションview-read-onlyを非nil値に変更すると、C-x C-qでバッファーを読み取り専用にしたとき、そのバッファーでViewモードが有効になります(View Modeを参照してください)。

M-x rename-bufferは、カレントバッファーの名前をリネームします。新しい名前はミニバッファーで指定します。デフォルトはありません。他のバッファーで使用済の名前を指定するとエラーとなり、リネームされません。

M-x rename-uniquelyは、カレントバッファーの後ろに数字を追加して、似てはいるが異なる名前を作成します。このコマンドに引数は必要ありません。これは複数のshellバッファーを作成するのに便利です。*shell*バッファーをリネームしてから、再度M-x shellを行うと、これは新しく*shell*という名前のバッファーを作成します。一方リネームされた古いshellバッファーは、新しい名前で実行を続けます。この方法はmailバッファー、compilationバッファー、そして特定の名前で特別なバッファーを作成するEmacs機能に適しています(これらの機能のいくつか、たとえばM-x compileM-x grepなどでは、コマンドを再度実行する前に他のバッファーに切り替える必要があります。さもないとカレントバッファーの名前を変更せずに、そのバッファーを再使用します)。

コマンドM-x append-to-bufferおよびM-x insert-bufferも、あるバッファーから他のバッファーへテキストをコピーするのに使用できます。Accumulating Textを参照してください。