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21.6 フレームの作成

プレフィクスキーC-x 5は、C-x 4に類似しています。C-x 4コマンドが、選択されたフレームの別ウィンドウにバッファーを表示するのにたいして、C-x 5は異なるフレームを使います。可視またはアイコン化(“最小化”とも言います)されたフレームで、すでに要求されたバッファーが表示されている場合、そのフレームを手前に表示して非アイコン化(“最小化解除”)されます。それ以外の場合は、新しいフレームが現在の表示端末に作成されます。

以下のC-x 5コマンドは、選択するバッファーを検索したり作成する方法が異なります。

C-x 5 2

新しいフレームを作成します(make-frame-command)。

C-x 5 b bufname RET

バッファーbufnameを他のフレームで選択します。これはswitch-to-buffer-other-frameを実行します。

C-x 5 f filename RET

ファイルfilenameをvisitして、そのバッファーを他のフレームで選択します。これはfind-file-other-frameを実行します。Visitingを参照してください。

C-x 5 d directory RET

ディレクトリーdirectoryにたいするDiredバッファーを、他のフレームで選択します。これはdired-other-frameを実行します。Diredを参照してください。

C-x 5 m

他のフレームでメールメッセージの作成を開始します。これはcompose-mail-other-frameを実行します。これはC-x mの異なるフレーム版です。Sending Mailを参照してください。

C-x 5 .

他のフレームで識別子の定義を検索します。これはxref-find-definitions-other-frameを実行する、M-.の複数フレーム版です。Xrefを参照してください。

C-x 5 r filename RET

ファイルfilenameを読み取り専用でvisitして、そのバッファーを他のフレームで選択します。これはfind-file-read-only-other-frameを実行します。Visitingを参照してください。

フレームパラメーター(frame parameters)を指定することにより、新しく作成されるフレームの外見と動作を制御できます。Frame Parametersを参照してください。