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40.9 Termモード

端末エミュレーターは、2つの入力モードをもつTermモードを使用します。lineモードでは、Termは基本的にShellモードのように振る舞います(Shell Modeを参照してください)。charモードでは、Termのエスケープ文字(通常はC-c)を除き、文字は直接サブシェルに送られます。

lineモードとcharモードを切り替えるには、以下のコマンドを使用します:

C-c C-j

lineモードに切り替えます(term-line-mode)。すでにlineモードのときは何もしません。

C-c C-k

charモードに切り替えます(term-char-mode)。すでにcharモードのときは何もしません。

以下のコマンドはcharモードだけで利用可能です:

C-c C-c

サブシェルに、リテラルのC-cを送ります。

C-c char

これは通常のEmacsでのC-x charと等価です。たとえばC-c oは、通常C-x oにグローバルにバインドされている‘other-window’を呼び出します。

Termモードにはpage-at-a-time(1度に1ページ)機能があります。これが有効な場合、出力の画面の最後で一時停止します。

C-c C-q

page-at-a-timeを切り替えます。このコマンドはlineモードとcharモードの両方で機能します。この機能が有効な場合、モードラインには単語‘page’が表示され、Termが1画面に収まらない出力を受け取ったときは、一時停止してモードラインに‘**MORE**’を表示します。SPCとタイプすると次の1画面分の出力を表示し、?でオプションを見ることができます。このインターフェースは、moreプログラムと同様です。