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コマンドがミニバッファーの補完を使って引数を読みとる場合、引数を確定するためにRET
(minibuffer-complete-and-exit
)をタイプしたときに、何が起こるかも制御します。これには4種類の動作があります:
この動作をおこなうコマンドの例はM-xで、それは存在しないコマンド名を受けとるのは無意味だからです。
慎重な補完は、たとえば存在しなければならないファイル名を読みとるときに使用されます。
変数confirm-nonexistent-file-or-buffer
をカスタマイズして、確認動作を微調整できます。デフォルト値のafter-completion
は、まさに説明したとおりに動作します。これをnil
に変更すると、Emacsは確認を求めなくなり、寛大な補完にフォールバックします。他の非nil
値に変更した場合、その前のコマンドがTABかどうかにかかわらず、Emacsは確認を求めます。
この動作はファイル名を読みとるC-x C-fや、バッファー名を読み取るC-x bなど、多くのコマンドで使われています。