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D.3 Lucidのメニューとダイアログ

EmacsがLucidウィジェットを使用したXツールキットサポートつきでコンパイルされた場合、メニューバー(Menu Barを参照)、ポップアップメニュー、ダイアログボックス(Dialog Boxesを参照)の外観をカスタマイズするために、Xリソースを使用できます。メニューバーにたいするリソースは、‘pane.menubar’クラスの中に集められています(例のごとくEmacs実行可能ファイル名または、すべてのEmacs呼び出しに対応する‘Emacs’の後に続けて記述します)。ポップアップメニューにたいするリソースは、‘menu*’クラスの中です。ダイアログボックスにたいするリソースは、‘dialog*’クラスの中です。

たとえばメニューバーエントリーを‘Courier-12’フォントで表示するには、以下のように記述します:

Emacs.pane.menubar.font: Courier-12

Lucidウィジェットは、あなたのlocaleで他国語テキストを表示できます。これを有効にするには、fontリソースのかわりに、fontSetリソースを指定します。fontfontSetの両方のリソースが指定された場合は、fontSetリソースが使用されます。

以下はメニューバー、ポップアップメニュー、ダイアログにたいするリソースのリストです:

font

メニューアイテムのテキストにたいするフォントです。

fontSet

メニューアイテムのテキストにたいするフォントセットです。

background

バックグラウンドカラーです。

buttonForeground

選択されたアイテムのフォアグラウンドカラーです。

foreground

フォアグラウンドカラーです。

horizontalSpacing

アイテム間の水平間隔(ピクセル)です。デフォルトは3です。

verticalSpacing

アイテム間の垂直間隔(ピクセル)です。デフォルトは2です。

arrowSpacing

(サブメニューを示す)矢印と、それに付随するテキストの間の水平間隔です。デフォルトは10です。

shadowThickness

3Dのボタン、矢印、その他グラフィカルな要素の陰線(shadow lines)の厚さです。デフォルトは1です。

margin

メニューバーの余白(文字数)です。デフォルトは1です。