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31.1.1 標準的な時間間隔での移動

カレンダーバッファーでの移動コマンドは、テキスト内での移動コマンドと似ています。日、週、月、年を前方および後方に移動できます。

C-f

ポイントを、1日前方に移動します(calendar-forward-day)。

C-b

ポイントを、1日後方に移動します(calendar-backward-day)。

C-n

ポイントを、1週前方に移動します(calendar-forward-week)。

C-p

ポイントを、1週後方に移動します(calendar-backward-week)。

M-}

ポイントを、1月前方に移動します(calendar-forward-month)。

M-{

ポイントを、1月後方に移動します(calendar-backward-month)。

C-x ]

ポイントを、1年前方に移動します(calendar-forward-year)。

C-x [

ポイントを、1年後方に移動します(calendar-backward-year)。

dayおよびweekのコマンドは、文字単位または行単位で移動するためのEmacsコマンド、自然に類似しています。通常C-nは、後続の行の同じ列に移動しますが、Calendarモードでは翌週の同じ日に移動します。C-pは、前の週の同じ日に移動します。

他のモードで通常振る舞うように、矢印キーはC-fC-bC-nC-pと等価です。

月単位および年単位の移動のためのコマンドは、週単位の移動コマンドに似ていますが、より長い期間を移動します。monthコマンドのM-}およびM-{は、月全体を前方または後方に移動します。yearコマンドのC-x ]およびC-x [は、年全体を前方または後方に移動します。

これらのコマンドを簡単に覚える方法は、月および年が、テキストのパラグラフとページに類似するものだと考えることです。しかし、カレンダーの移動コマンド自体は、テキスト間の移動コマンドと非常に類似している訳ではありません。Emacsのパラグラフコマンドは通常、パラグラフの先頭または最後に移動しますが、月コマンドと年コマンドは、月または年の同じ日を保ちながら、月単位または年単位で移動します。

これらのコマンドは、繰り返し回数として数引数を受け取ります。Calendarモードでは便宜上、メタ修飾なしの数字キーとマイナス記号で、数引数を指定できます。たとえば100 C-fは、現在の位置から100日前方へポイントを移動します。