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53.2 著作権の割り当て

FSF(Free Software Foundation)は、GNU Emacsの著作権所有者です。FSFはコンピューターユーザーの自由の促進、およびすべてのフリーソフトウェアーユーザーの権利を守るという、世界的な使命をもつ、非営利団体です。一般的な情報については、ウェブサイトhttps://www.fsf.org/を参照してください。

一般的には、GNU Emacs、およびGNU ELPAに格納されているパッケージにたいする些細とは言えない貢献にたいして、わたしたちは著作権をFSFに譲渡することを求めます。この背景にある理由については、http://www.gnu.org/licenses/why-assign.htmlを参照してください。

著作権譲渡はシンプルなプロセスです。いくつかの国の住民は、これを完全にコンピューター上で行なうことができます。わたしたちはemacs-devel@gnu.orgメーリングリストで、あなたが始めるのを助けること、あなたがもつかもしれない疑問にたいして回答(または回答をもつ人物を指示)することができます。

(どうか注意してください: なぜいくつかのGNUプロジェクトは版権譲渡を求めるかについての一般的な議論は、emacs-develではoff-topicです。かわりにgnu-misc-discussを参照してください)

著作権放棄も可能ですが、好ましいのは譲渡です。著作権放棄者は、著作権譲渡者と同様に、FSFにサインされた書類を送ることが必要になります(単に“this is in the public domain”というだけでは充分ではありません)。著作権放棄は将来の作業には適用できないので、新しい何かを送りたいときは、毎回これを繰り返す必要があります。

わたしたちは、譲渡なしで小さな変更(大雑把に言うと15行以下)を受けとることができます。これはあなたの貢献全体にたいする蓄積的な制限です(たとえば5行パッチを3つ)。