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28.3.3 タグテーブルの選択

Emacsは常に、選択されたタグテーブルを最大で1つもちます。タグテーブルにたいして機能するすべてのコマンドは、選択されたタグテーブルを使用します。タグテーブルを選択するには、M-x visit-tags-tableとタイプします。これは、引数としてタグテーブルファイル名を読み取ります。デフォルトディレクトリーのTAGSがデフォルトです。

Emacsは、タグテーブルを使用するまでは実際にタグテーブルの内容を読み込みません。visit-tags-tableが行うのは、ファイル名を変数tags-file-nameに格納することだけです。この変数の初期値はnilです。この変数の値は、タグテーブルにたいして機能するすべてのコマンドに、使用するタグテーブルファイル名を知らせます。

タグテーブルがすでにロードされているときにvisit-tags-tableを使用すると、2つの選択肢が与えられます。つまり、タグテーブルのカレントリストに新しいタグを追加するか、あるいは新しいリストを開始することもできます。タグコマンドは、カレントリストのすべてのタグテーブルを使用します。新しいリストを開始した場合、他のもののかわりに、新しいタグテーブルが使用されます。カレントリストに新しいタグテーブルを追加した場合、それは他のものと同じように使用されます。

以下のようにして、変数tags-table-listに文字列のリストをセットすることにより、タグテーブルのリストを正確に指定できます:

(setq tags-table-list
      '("~/.emacs.d" "/usr/local/lib/emacs/src"))

This tells the tags commands to look at the TAGS files in your ~/.emacs.d directory and in the /usr/local/lib/emacs/src directory. The order depends on which file you are in and which tags table mentions that file.

tags-file-nametags-table-listの両方をセットしてはいけません。