Emacsは、広範囲な国際化文字セット(international character sets)をサポートします。それらには、ラテンアルファベットの変種であるEuropeanとVietnamese、同様にArabic scripts、(Bengali、Hindi、Thaiのような言語にたいする)Brahmic scripts 、Cyrillic、Ethiopic、Georgian、Greek、(ChineseとJapaneseにたいする)Han、(Koreanにたいする)Hangul、Hebrew、IPAが含まれます。Emacsは他の国際化されたソフトウェアー(ワープロやメーラー)などで使われる、それらの文字にたいするさまざまなエンコーディングもサポートします。
Emacsは関連するアクティビティーのすべてをサポートすることにより、国際化文字セットの編集を可能にします:
Xウィンドウシステムでは、Emacsがキーボード入力を正しく解釈するために、localeに適切な値をセットする必要があります。localesを参照してください。
このチャプターの残りの部分では、これらの問題について詳細を説明します。
| • International Chars: | マルチバイト文字の基本的な概念。 | |
| • Language Environments: | 使用する言語のためのセットアップ事項。 | |
| • Input Methods: | キーボードにないテキスト文字の入力。 | |
| • Select Input Method: | インプットメソッド選択を指定する。 | |
| • Coding Systems: | ファイルを読み書きしたりするときの文字セット変換。 | |
| • Recognize Coding: | どの変換を使用するかをEmacsが解決する方法。 | |
| • Specify Coding: | ファイルのコーディングシステムの明示的な指定。 | |
| • Output Coding: | 出力のためのコーディングシステムの選択について。 | |
| • Text Coding: | ファイルのテキストに使う変換の選択。 | |
| • Communication Coding: | プロセス間通信のためのコーディングシステム。 | |
| • File Name Coding: | ファイル名のコーディングシステム。 | |
| • Terminal Coding: | 端末の入出力の変換のためのコーディングシステムの指定。 | |
| • Fontsets: | フォントセット、それは文字の全範囲をカバーするフォントのコレクション。 | |
| • Defining Fontsets: | 新しいフォントセットの定義。 | |
| • Modifying Fontsets: | 既存のフォントセットの修正。 | |
| • Undisplayable Characters: | 文字が表示されないとき。 | |
| • Unibyte Mode: | マルチバイト文字を使わずに1つの英文字セットを選択する。 | |
| • Charsets: | Emacsが内部の文字コードをグループ化する方法。 | |
| • Bidirectional Editing: | 右から左に記述する言語のサポート。 |