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48.1 Package Menuバッファー

コマンドM-x list-packagesは、パッケージメニュー(package menu)を立ち上げます。これはEmacsが把握するすべてのパッケージをリストするバッファーです。リストの各行には以下の情報が表示されます:

list-packagesは、パッケージアーカイブサーバーから利用可能なパッケージのリストを取得するために、ネットワークにアクセスします。ネットワークが利用できない場合、一番最近取得したリストにフォールバックします。

パッケージメニューでは、以下のコマンドが利用可能です:

h

パッケージメニューの使い方を要約した短いメッセージを表示します(package-menu-quick-help)。

?
RET

カレント行のパッケージにたいして、C-h Pコマンド(Packagesを参照してください)により表示されるヘルプウィンドウと同様の、ヘルプバッファーを表示します(package-menu-describe-package)。

i

カレント行のパッケージをインストールのためにマークします(package-menu-mark-install)。パッケージのステータスが‘available’の場合、行の先頭に文字‘I’を追加します。xとタイプすると、パッケージをダウンロードしてインストールします(以下参照)。

d

カレント行のパッケージを削除のためにマークします(package-menu-mark-delete)。パッケージのステータスが‘installed’の場合、行の先頭に文字‘D’を追加します。xとタイプすると、パッケージを削除します(以下参照)。パッケージ削除の結果、何が起こるかについての情報は、Package Filesを参照してください。

~

削除のためにすべての時代遅れのパッケージobsolete packagesをマークします(package-menu-mark-obsolete-for-deletion)。これは状態が‘obsolete’の、すべてのパッケージを削除のためにマークします。

u
DEL

idコマンドによりカレント行に追加された、以前のインストールや削除マークを外します(package-menu-mark-unmark)。

U

新たに利用可能になったすべてのパッケージを、更新のためにマークします(package-menu-mark-upgrades)。これは新たに利用可能になったバージョンにインストールのマークをつけ、インストール済みの古いバージョン(‘obsolete’のテータスにマークされている)に削除のマークをつけます。

x

iでマークされたすべてのパッケージをダウンロードしてインストールするとともに、dでマークされたすべてのパッケージを削除します(package-menu-execute)。これによりマークは削除されます。

g
r

パッケージリストを更新します(revert-buffer)。これは再度パッケージアーカイブから利用可能なパッケージのリストを取得してパッケージリストを再表示します。

/ k

パッケージリストをキーワードでフィルターします(package-menu-filter-by-keyword)。これはキーワード(例: ‘games’)の入力を求めてキーワードに関係のあるパッケージだけを表示します。

/ n

名前によりパッケージリストをフィルターします(package-menu-filter-by-name)。これは文字列の入力を求めて、そのregexp値にマッチする名前のパッケージだけを表示します。

/ /

カレントで適用されたパッケージリストのフィルターをクリアします(package-menu-clear-filter)。

H

名前がregexpにマッチするパッケージを非表示にします(package-menu-hide-package)。これはregexpの入力を求めて名前がマッチするパッケージを非表示にします。regexpのデフォルト値はポイント位置の名前のパッケージだけを非表示にするので、プロンプトで単にRETを押下するとカレントパッケージだけを非表示にします。

(

古いバージョンのパッケージ、および優先度低のアーカイブから取得したバージョンの可視性を切り替えます(package-menu-toggle-hiding)。

たとえばパッケージをインストールするには、そのパッケージの行でiをタイプしてから、xをタイプします。