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42.4 Pictureモードの矩形領域コマンド

Pictureモードは、quarter-planeモデルに適合する方法で、テキストの矩形部分に作用するコマンドを定義します。標準の矩形領域コマンドも便利でしょう Rectanglesを参照してください。

C-c C-k

矩形領域をスペースでクリアーします(picture-clear-rectangle)。プレフィクス引数を指定した場合、テキストを削除します。

C-c C-w r

同様ですが、最初にレジスターrに矩形領域の内容を保存します(picture-clear-rectangle-to-register)。 Registersを参照してください。

C-c C-y

ポイント位置を左上隅として、最後にkillされた矩形領域をバッファーに上書きコピーします。引数を指定した場合は、上書きではなく挿入します。

C-c C-x r

同様ですが、レジスターrの矩形領域を使用します(picture-yank-rectangle-from-register)。

ピクチャー矩形領域コマンドのC-c C-k (picture-clear-rectangle)とC-c C-w (picture-clear-rectangle-to-register)が、標準の矩形領域コマンドと異なる点は、通常は矩形領域を削除するかわりにクリアーすることです。これはPictureモードでC-dが変更された方法と類似しています。

しかしPictureモードで矩形領域を削除するのが便利なときもあるかもしれないので、これらのコマンドは数引数を与えたときは矩形領域を削除します。数引数の指定の有無に関わらず、C-c C-kC-c C-yのために矩形領域を保存します。

矩形領域をyankするPictureモードのコマンドは、挿入ではなく上書きするという点で、標準の矩形領域コマンドと異なります。これはPictureモードでのテキストの挿入方法が他のモードと異なるのと同じです。C-c C-y (picture-yank-rectangle)は、一番最近killされた矩形領域を(上書きにより)挿入し、C-c C-x (picture-yank-rectangle-from-register)は、指定されたレジスターの矩形領域で同様のことを行ないます。