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22.4 メニューにたいするマウスクリック

CtrlおよびSHIFTで修飾されたマウスクリックにより、メニューが表示されるものがいくつかあります。

C-mouse-1 ¶

このメニューはバッファーを選択するためのものです。

MSB(“mouse select buffer”)グローバルマイナーモードは、このメニューをスマートで、よりカスタマイズ可能なものにします。 バッファーメニューのカスタマイズを参照してください。

C-mouse-2 ¶

このメニューには、フェイスや他のテキストプロパティをテストしたり、それらを設定するものが含まれます(後者は主にEnriched textを編集するのに便利です。Enrichedテキストを参照してください)。

C-mouse-3 ¶

このメニューは、モードに特有なメニューです。Menu-barモードがオンの場合、ほとんどのモードでは、このメニューに、そのモード特有なメニューバーのメニューと同じアイテムを表示します。このボタンに異なるメニューを指定するモードもいくつかあります。Menu-barモードがオフの場合、このメニューにはモード特有のメニューだけでなく、本来メニューバーに含まれるべきすべてのアイテムが含まれるので、メニューバーを表示せずに、それらにアクセスすることができます。

S-mouse-1

このメニューはそのウィンドウのバッファーの、デフォルトのフェイスを変更するためのものです。テキストのスケールを参照してください。

GUIアプリケーションの多くはコンテキストメニュー(context menus)の表示にmouse-3を使用しています。コンテキストメニューはマウスがクリックされた位置とコンテキスト(文脈)にたいして適している、さまざまなセッティングやアクションへのアクセスを提供します。マイナーモードcontext-menu-modeを有効にすれば、Emacsでmouse-3のデフォルト関数(mouse-save-then-killにバインドされている。編集のためのマウスコマンドを参照)をコンテキストメニューにできます。有効にした後は、mouse-3のクリックによりEmacsはコンテキストメニューを表示します。これらのコンテキストメニューの正確な内容は、カレントメジャーモード、およびマウスクリック箇所周辺のバッファーコンテンツに依存します。コンテキストメニューの内容をカスタマイズするために、変数context-menu-functionsを使用できます(Major Mode Conventions in The Emacs Lisp Reference Manualを参照)。S-F10を押下してコンテキストメニューを呼び出すこともできます。