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22.18 ダイアログボックスの使用

ダイアログボックスとは、yes-or-noの質問(はい/いいえで応える問いかけ)をしたり、他の何か特別な質問を問いかけるための、特別な種類のメニューです。コマンドを呼び出すためにマウスを使い、それがユーザーへの質問を要するような操作の場合、多くのEmacsコマンドはyes-or-noを問うために、ダイアログボックスを使います。

ダイアログボックスの使用を無効にするには、変数use-dialog-boxnilに変更します。この場合、Emacsはエコーエリアとキーボード入力を使ってyes-or-noプロンプトを処理します。この変数はファイル選択ウィンドウの使用も制御します(しかしこれらはすべてのプラットフォームでサポートされているわけではありません)。

ファイル選択ウィンドウはファイル名を問うための、特別な種類のダイアログボックスです。変数use-file-dialogをカスタマイズすれば、他の種類のダイアログボックスを使用して、ファイル選択ウィンドウを使用しないようにできます。変数use-dialog-boxですべてのダイアログボックスを使用しないようにしている場合、この変数は効果がありません。

EmacsがGTK+サポートつきでコンパイルされている場合、EmacsはGTK+のファイル選択ダイアログを使います。Emacsは非表示のファイル(名前がドットで始まるファイル)の表示の有効・無効を切り替えるボタンを、ダイアログボックスに追加します。この切り替えをデフォルトで有効にしたい場合、変数x-gtk-show-hidden-filestに変更します。さらにEmacsは、GTK+ファイル選択ダイアログにヘルプテキストを追加します。このヘルプテキストを無効にするには、変数x-gtk-file-dialog-help-textnilに変更してください。