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Diredバッファーにリストされたファイルをvisitしたり、調べるためのDiredコマンドが、いくつかあります。これらのコマンドは、すべてカレント行のファイルに適用されます。そのファイルが実際にはディレクトリーの場合、これらのコマンドは(別のDiredバッファーを作成して)、そのサブディレクトリーにたいしてDiredを呼び出します。
C-x
C-fとタイプしてファイル名を指定したときと同じように、カレント行に記述されたファイルをvisitします(dired-find-file
)。ファイルのvisit(訪問)を参照してください。
fと等価です。
fと同じですが、そのファイルのバッファーに別のウィンドウを使用します(dired-find-file-other-window
)。Diredバッファーは、最初のウィンドウに表示されたまま残ります。これはC-x
4 C-fを使用して、ファイルをvisitするのと似ています。複数ウィンドウを参照してください。
カレント行に記述されたファイルをvisitし、そのバッファーを別のウィンドウで表示しますが、そのウィンドウを選択しません(dired-display-file
)。
クリックした名前のファイルをvisitします(dired-mouse-find-file-other-window
)。これはoコマンドのように、ファイルの表示に別のウィンドウを使います。
カレント行に記述されたファイルを、Viewモードで表示します(dired-view-file
)。Viewモードは、バッファーを移動するための便利なコマンドを提供しますが、バッファーの変更はできません。Viewモードを参照してください。
カレントディレクトリーの親ディレクトリーをvisitします(dired-up-directory
)。これは、..の行に移動してfをタイプするのと等価です。
Diredで新たにサブディレクトリーをvisitする際、(デフォルトでは)Emacsは古いDiredバッファーをそのままにして、その新しいディレクトリーを表示するために新たにバッファーをオープンします。このユーザーオプションが非nil
なら、新しいディレクトリーを選択後に古いDiredバッファーをkillします。これはDiredでディレクトリー構造を移動する際に、複数のDiredバッファーが開かれないことを意味します。