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31.5 Diredのファイルをvisitする

Diredバッファーにリストされたファイルをvisitしたり、調べるためのDiredコマンドが、いくつかあります。これらのコマンドは、すべてカレント行のファイルに適用されます。そのファイルが実際にはディレクトリーの場合、これらのコマンドは(別のDiredバッファーを作成して)、そのサブディレクトリーにたいしてDiredを呼び出します。

f

C-x C-fとタイプしてファイル名を指定したときと同じように、カレント行に記述されたファイルをvisitします(dired-find-file)。ファイルのvisit(訪問)を参照してください。

RET
e

fと等価です。

o

fと同じですが、そのファイルのバッファーに別のウィンドウを使用します(dired-find-file-other-window)。Diredバッファーは、最初のウィンドウに表示されたまま残ります。これはC-x 4 C-fを使用して、ファイルをvisitするのと似ています。複数ウィンドウを参照してください。

C-o

カレント行に記述されたファイルをvisitし、そのバッファーを別のウィンドウで表示しますが、そのウィンドウを選択しません(dired-display-file)。

mouse-1
mouse-2

クリックした名前のファイルをvisitします(dired-mouse-find-file-other-window)。これはoコマンドのように、ファイルの表示に別のウィンドウを使います。

v

カレント行に記述されたファイルを、Viewモードで表示します(dired-view-file)。Viewモードは、バッファーを移動するための便利なコマンドを提供しますが、バッファーの変更はできません。Viewモードを参照してください。

^

カレントディレクトリーの親ディレクトリーをvisitします(dired-up-directory)。これは、..の行に移動してfをタイプするのと等価です。

User Option: dired-kill-when-opening-new-dired-buffer

Diredで新たにサブディレクトリーをvisitする際、(デフォルトでは)Emacsは古いDiredバッファーをそのままにして、その新しいディレクトリーを表示するために新たにバッファーをオープンします。このユーザーオプションが非nilなら、新しいディレクトリーを選択後に古いDiredバッファーをkillします。これはDiredでディレクトリー構造を移動する際に、複数のDiredバッファーが開かれないことを意味します。