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D.5.3 EmacsでのGTK+ウィジェット名

Emacsフレームが使用するGTK+ウィジェットを以下にリストします:

Emacs (class GtkWindow)
pane (class GtkVBox)
menubar (class GtkMenuBar)
[menu item widgets]
[unnamed widget] (class GtkHandleBox)
emacs-toolbar (class GtkToolbar)
[tool bar item widgets]
emacs (class GtkFixed)
verticalScrollBar (class GtkVScrollbar)

Emacsウィンドウの内容は、emacsウィジェットにより描画されます。複数のEmacsウィンドウがある場合でも、それぞれのスクロールバーウィジェットの名前はverticalScrollBarであることに注意してください。

たとえば、以下はメニューバーのスタイルをセットする、2つの異なる方法の例です:

widget "Emacs.pane.menubar.*" style "my_style"
widget_class "GtkWindow.GtkVBox.GtkMenuBar.*" style "my_style"

GTK+ダイアログにたいしては、EmacsはクラスGtkDialogの、emacs-dialogという名前のウィジェットを使用します。ファイル選択にたいしては、EmacsはクラスGtkFileSelectionの、emacs-filedialogという名前のウィジェットを使用します。

ポップアップメニューとダイアログのウィジェットは独立したウィンドウであり、Emacsウィジェットに含まれていないので、それらのGTK+完全名は‘Emacs’で始まりません。これらのウィジェットをカスタマイズするには、以下のようにワイルドカードを使用します:

widget "*emacs-dialog*" style "my_dialog_style"
widget "*emacs-filedialog* style "my_file_style"
widget "*emacs-menuitem* style "my_menu_style"

Emacsのすべてのメニューにスタイルを適用したい場合は、以下を使用します:

widget_class "*Menu*" style "my_menu_style"