各バッファーに属する普通のマークリングに加えて、Emacsにはグローバルマークリング(global mark
ring)が1つあります。以前マークをセットしてからバッファーを切り替えた場合、マークをセットすると、マークはカレントバッファーのマークリングに加えて、グローバルマークリングにも記録されます。その結果、グローバルマークリングには訪れていたバッファーの系列が記録され、各バッファーではマークを設定した箇所が記録されます。グローバルマークリングの長さは、global-mark-ring-max
で制御され、デフォルトは16です。
コマンドC-x C-SPC
(pop-global-mark
)は、グローバルリングの最新のバッファー位置にジャンプします。これもリングを巡回するので、連続してC-x
C-SPCを使うことにより、古いバッファーのマーク位置に移動します。