各メッセージの最後に標準的なテキストの断片 — メール署名(mail signature) —
を追加できます。この署名には、あなたの電話番号や住所などの情報を含めることができます。変数message-signature
は、Emacsがメール署名を扱う方法を決定します。
message-signature
のデフォルト値はt
です。これはメール署名をファイル~/.signatureから探すことを意味します。ファイルが存在する場合、そのファイルの内容がメールバッファーの最後に自動的に挿入されます。変数message-signature-file
を通じて署名ファイルを変更できます。
message-signature
を文字列に変更すると、それは署名のテキストを直接指定することになります。
message-signature
をnil
に変更した場合、Emacsはメール署名を自動的に挿入しません。メールバッファーでC-c
C-w
(message-insert-signature
)とタイプすることにより、メール署名を挿入できます。この場合も、Emacsは署名ファイルから署名を探します。
メールを作成するのにMessageモードではなくMailモードを使用する場合、どのようにして署名を送るか決定する変数は、mail-signature
とmail-signature-file
になります。
慣例により、メール署名は行の内容が‘-- ’であることによりマークされるべきです。署名にこのプレフィクスがない場合、このプレフィクスが追加されます。署名は4行を超えないようにするべきです。