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改ページ文字(formfeed character: ASCIIコード12で、‘control-L’とも表示されます)でページに分割されているものがあり、Emacsではそれらがエスケープシーケンス‘^L’で表示されます(テキストが表示される方法を参照してください)。伝統的には、そのようなテキストファイルのハードコピーを印刷する場合、各改ページ文字で改ページされます。ほとんどのEmacsコマンドは、この文字をほかの文字と同様に扱うので、C-q C-lで挿入して、DELで削除などができます。それに加えて、Emacsはページ単位の移動や操作を行うコマンドを提供します。
ポイント位置のページ番号と、ページ内での行番号を表示します。
前のページ境界にポイントを移動します(backward-page
)。
次のページ境界にポイントを移動します(forward-page
)。
現在のページ(または他のページ)の周囲に、ポイントとマークを配します(mark-page
)。
現在のページの行数を数えます(count-lines-page
)。
M-x what-pageは、ファイルの先頭から数えたページ数と、そのページの行数をエコーエリアに表示します。
C-x [
(backward-page
)コマンドは、前のページ区切りの直後にポイントを移動します。ポイントがすでにページ区切りの直後にある場合は、そのページ区切りをスキップして、その前のページ区切りに移動します。数引数は繰り返し回数を指定します。C-x
] (forward-page
)コマンドは、次のページ区切りに前方に移動します。
C-x C-p
(mark-page
)コマンドは、ポイントを現在のページの先頭(ページの先頭に隣接するページ区切りの後ろ)、マークをページの最後(ページの最後に隣接するページ区切りの後ろ)に配します。
C-x C-p C-wは、ページを他の場所に移動するためにkillする便利な方法です。C-x [またはC-x ]で他のページへ移動して、そこにkillされたページをyankすれば、すべてのページは再び適切に区切られます。C-x C-pのリージョンに後続のページ区切りだけが含まれるのは、これが期待したよう確実に機能させるためです。
C-x C-pに数引数を指定すると、現在のページから数えて何ページ目に移動するかを指定します。0は現在のページ、1は次のページ、-1は前のページを意味します。
C-x l
(count-lines-page
)コマンドは、ページをどこで2つに分割するかの良い指標になります。これは現在のページの全行数と、カレント行の前にある行数と、後ろにある行数を以下のように表示します。
Page has 96 (72+25) lines
合計が1少ないのに注意してください。これはポイントが行の先頭にない場合は正しくなります。
変数page-delimiter
は、ページがどこで始まるかを制御します。この値にはページを分割する行の先頭にマッチする正規表現を指定します(正規表現の構文を参照してください)。この変数の値は通常"^\f"
で、これは行の先頭の改ページ文字にマッチします。