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各メッセージは、分類(classification)のために割り当てられる、さまざまなラベル(labels)をもつことができます。各ラベルは名前をもち、名前が異なると違うラベルになります。任意のラベルは、特定のメッセージにたいして、付いているか付いていないかのどちらかです。標準的な意味をもつラベル名がいくつかあり、それが適切なときは、Rmailにより自動的にメッセージに付与されます。これらの特別なラベルは、属性(attribute)と呼ばれます (Rmailの属性を参照してください)。 それ以外のすべてのラベルは、ユーザーにより付与されます。
カレントメッセージに、ラベルlabelを割り当てます(rmail-add-label
)。
カレントメッセージから、ラベルlabelを外します(rmail-kill-label
)。
複数のラベルlabelsのどれか1つをもつ、次のメッセージに移動します(rmail-next-labeled-message
)。
複数のラベルlabelsのどれか1つをもつ、前のメッセージに移動します(rmail-previous-labeled-message
)。
複数のラベルlabelsのどれかを含む、すべてのメッセージのサマリーを作成します(rmail-summary-by-labels
)。
コマンドa (rmail-add-label
)およびk
(rmail-kill-label
)で、カレントメッセージにたいして任意のラベルを割り当てたり、外すことができます。引数labelが空の場合、もっとも最近割り当てられた(または外された)ラベルを割り当てる(または外す)ことを意味します。
メッセージを分類するためにラベルを割り当てた後、ラベルを使用する3つの方法 — 移動、サマリー、ソート — があります。
C-M-n labels RET
(rmail-next-labeled-message
)は、複数のラベルlabelsのうちどれか1つをもつ、次のメッセージに移動します。引数labelsには、カンマで区切られた1つ以上のラベル名を指定します。C-M-p
(rmail-previous-labeled-message
)も同様ですが、前のメッセージに後方へ移動します。どちらのコマンドも、数引数は繰り返し回数を指定します。
コマンドC-M-l labels RET
(rmail-summary-by-labels
)は、指定された複数のラベルのうち、少なくとも1つをもつメッセージだけを含むサマリーを表示します。引数labelsはカンマで区切られた1つ以上のラベル名です。サマリーについての詳細は、サマリーを参照してください。
C-M-n、C-M-p、C-M-lにたいして引数labelsが空の場合は、それらのコマンドにたいして、もっとも最近に指定されたlabelsを使うことを意味します。
ラベルでメッセージをソートする情報については、Rmailファイルのソートを参照してください。