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32.10.2 ダイアリーの表示

1度ダイアリーファイルを作成すると、カレンダーを使ってそれを閲覧できます。Calendarモードの外で、今日のイベントを閲覧することもできます。以下はCalendarバッファーで参照されるキーバインドです。

mouse-3 Diary
d

選択された日付の、すべてのダイアリーエントリーを表示します(diary-view-entries)。

s

ダイアリーファイル全体を表示します(diary-show-all-entries)。

m

表示されている日付で、ダイアリーエントリーをもつものをすべてマークします(diary-mark-entries)。

u

カレンダーウィンドウのマークを外します(calendar-unmark)。

M-x diary-print-entries

表示されているダイアリーのハードコピーを印刷します。

M-x diary

今日の日付の、すべてのダイアリーエントリーを表示します。

M-x diary-mail-entries

近づきつつあるダイアリーエントリーのリマインダーとして、あなた自身にメールします。

d (diary-view-entries)でダイアリーエントリーを表示すると、カレンダーで選択された日付のダイアリーエントリーが別のバッファーに表示されます。新しいバッファーのモードラインには、ダイアリーエントリーの日付が表示されます。休日はバッファーとモードラインの両方で表示され、それは選択した表示方法に依存します (ダイアリーの表示を参照してください)。 dに数引数を指定した場合、選択した日付から指定した日数までのすべてのダイアリーエントリーを表示します。したがって、2 dは選択された日と、その次の日のすべてのエントリーを表示します。

ある日付にたいするダイアリーエントリーを表示する別の方法は、日付をmouse-3でクリックして、表示されるメニューからDiary entriesを選択する方法です。変数calendar-view-diary-initially-flagが非nilの場合、カレンダーの作成により、その日のダイアリーエントリーがリストされます(その日が表示されている場合)。

より広い視点でダイアリーが記載されている日を知るには、mコマンド(diary-mark-entries)を使用します。これはダイアリーエントリーをもつ日付を、異なるフェイスでマークします。 diary-entry-markerを参照してください。

このコマンドは現在表示されている月と、スクロールすることにより表示される月の両方に適用されます。マークを消すにはu (calendar-unmark)をタイプします。これにより休日のマークもオフになります(休日を参照してください)。変数calendar-mark-diary-entries-flagが非nilの場合、カレンダーの作成または更新により、ダイアリーの日付が自動的にマークされます。

カレンダーで、特定のダイアリーエントリーのマークを抑止するには、エントリーの開始、日付の前に、diary-nonmarking-symbolで指定された文字列(デフォルトは‘&’)を挿入します。これはエントリーをダイアリーバッファーで表示する場合は、影響ありません。カレンダーウィンドウで日付をマークするときだけ影響があります。マークされないエントリーは、マークの数が多くなりすぎるような、一般的なエントリーにたいして有用かもしれません。

限られたエントリーだけでなく、ダイアリーファイル全体を参照するには、sコマンド(diary-show-all-entries)を使用します。

コマンドM-x diaryは、カレンダーの表示とは独立に、その日のダイアリーエントリーと、オプションでその後の何日かのダイアリーエントリーも同様に表示します。何日分を含めるかは変数diary-number-of-entriesで指定してください。 diary-number-of-entriesを参照してください。

.emacsファイルに(diary)を記述した場合、Emacsを開始したときに、その日のダイアリーエントリーのウィンドウを自動的に表示します。

ダイアリーのイベント通知を、メールで受けとるのを好む人もいます。そのようなメールをあなた自身に送るには、コマンドM-x diary-mail-entriesを使用します。プレフィクス引数は、(今日から開始して)何日分をチェックするかを指定します。プレフィクス引数を指定しない場合、変数diary-mail-daysにより、何日分をチェックするかが指定されます。