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35.2 Gnusを起動したとき

あなたのシステムがUsenetニュースをよむためにセットアップされていれば、Gnusを始めるのは簡単です — M-x gnusとタイプするだけです。

起動時に、Gnusはホームディレクトリーにある.newsrcという名前のニュース初期化ファイル(news initialization file)を読み込みます。これにはあなたのUsenetニュースグループと購読状況がリストされています(これはGnus固有のファイルではありません。他の多くのニュースリーダープログラムにより使用されています)。その後システムのデフォルトのニュースサーバーへの接続を試みます。これは通常、環境変数NNTPSERVERにより指定されます。

あなたのシステムがデフォルトのニュースサーバーをもっていない場合、または電子メールを読むためにGnusを使いたい場合は、M-x gnusを呼び出す前に、どこでニュースおよび/またはメールを取得するか、Gnusに指示する必要があります。これを行なうには、変数gnus-select-methodおよび/またはgnus-secondary-select-methodsをカスタマイズします。 Finding the News in The Gnus Manualを参照してください。

1度Gnusを開始すると、グループバッファーを表示します。デフォルトでは少数のsubscribedグループ(subscribed groups: 登録されたグループ)だけが表示されます。他の状態 — unsubscribedkilledzombie — のグループは表示されません。最初にGnusを開始したとき、登録していないグループはkilledグループになります。その後にニュースサーバーに現れたグループはzombieグループになります。

先に進むには、グループバッファーでグループを選択して、そのグループのサマリーバッファーを開かなければなりません。その後サマリーバッファーのアーティクルを選択して、別のウィンドウでアーティクルバッファーを閲覧します。以下のセクションでは、これを行なうための、グループバッファーとサマリーバッファーの使用について説明します。

Gnusを終了するには、グループバッファーでqとタイプします。これは自動的にグループの状態をファイル.newsrc.newsrc.eldに記録するので、その後のGnusセッションでも効果があります。