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33.4.2 メールヘッダーの編集

Messageモードは、特定のヘッダーフィールドに移動したり、ヘッダーのアドレスを補完する、以下の特別なコマンドを提供します。

C-c C-f C-t

To’ヘッダーに移動します(message-goto-to)。

C-c C-f C-s

Subject’ヘッダーに移動します(message-goto-subject)。

C-c C-f C-c

CC’ヘッダーに移動します(message-goto-cc)。

C-c C-f C-b

BCC’ヘッダーに移動します(message-goto-bcc)。

C-c C-f C-r

Reply-To’ヘッダーに移動します(message-goto-reply-to)。

C-c C-f C-f

Mail-Followup-To’ヘッダーフィールドに移動します(message-goto-followup-to)。

C-c C-f C-w

ファイル名の補完つきで、新しい‘FCC’ヘッダーフィールドを追加します(message-goto-fcc)。

C-c C-b

メッセージ本文の先頭に移動します(message-goto-body)。

TAB

メールアドレスを補完します(message-tab)。

特定のヘッダーフィールドにポイントを移動するコマンドは、すべてC-c C-fというプレフィクスを指定します(‘C-f’は“field”が由来です)。指定したフィールドが存在しない場合、コマンドは新たにそれを作成します(例外はmail-fccで、これは毎回新たなフィールドを作成します)。

コマンドC-c C-b (message-goto-body)は、ポイントをヘッダー区切り行の下 — つまり本文の先頭にポイントを移動します。

To:’、‘CC:’、‘BCC:’のようなアドレスを含むヘッダーフィールドを編集しているときは、TAB (message-tab)をタイプすることにより、アドレスを補完できます。これは2つの方法にもとづいて、そのアドレスにタイプするフルネームを挿入しようと試みます。まず複数のディレクトリーサーバープロトコルを認識するEUDCライブラリーを試み(EUDC in The Emacs Unified Directory Clientを参照してください)、それに失敗したときはメールエイリアスによりアドレスの展開を試みます(メールエイリアスを参照してください)。メール本文のような、アドレスを要求しないヘッダーフィールドにポイントがあるとき、TABはタブ文字を挿入するだけです。