LaTeXモードは、plain TeXには適用できない特別な機能をいくつか提供します:
LaTeXブロックのための‘\begin’と‘\end’を挿入して、ポイントをそれらの間の行に配します(latex-insert-block
)。
まだ閉じていない一番内側のLaTeXブロックを閉じます(latex-close-block
)。
LaTeX入力では、テキストをブロック化するのに‘\begin’と‘\end’のタグが使用されます。ブロックを挿入するにはC-c
C-o
(latex-insert-block
)とタイプします。これはブロックタイプの入力を求め、適切な対応する‘\begin’と‘\end’を挿入し、その2行の間に空行を残してポイントをそこに移動します。
C-c
C-oにたいしてブロックタイプを入力するとき、通常の補完コマンドを使用できます(補完を参照してください)。デフォルトの補完リストには、標準的なLaTeXのブロックタイプが含まれています。補完にブロックタイプを追加したい場合は、リスト変数latex-block-names
をカスタマイズしてください。
LaTeX入力では、‘\begin’と‘\end’のタグは対応が取れていなければなりません。C-c C-e
(latex-close-block
)により、対応が取れていない最後の‘\begin’に対応する‘\end’を挿入することができます。これは対応する‘\begin’に調和するように‘\end’をインデントし、ポイントが行の先頭にあるときは‘\end’タグの後ろに改行を挿入します。マイナーモードlatex-electric-env-pair-mode
は、‘\end’か‘\begin’の一方をタイプしたとき、自動的に対応する‘\end’または‘\begin’を挿入します。