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49 Emacs Lispパッケージ

EmacsはEmacs Lispライブラリーであるパッケージ(packages)で追加機能を実装することにより拡張可能です。これらは自分で記述することも、他の人が提供することもあります。そのようなパッケージを将来のEmacsセッションで利用できるようにインストールしたい場合には、それらをコンパイルしてEmacsがLispライブラリーを探すディレクトリーに配置する必要があります。手動によるインストール手法の詳細はEmacsのためのLispコードによるライブラリーを参照してください。多くのパッケージにはLispファイルの先頭付近にインストールと使用方法の手順が大きくコメントされています。パッケージのインストールと使用方法の微調整にこれらの手順を使用できます。

パッケージは巨大なEmacs Lispパッケージのコレクションであるパッケージアーカイブ(package archives)から提供されることもあります。それぞれのパッケージは個別のEmacs Lispプログラムと、Infoマニュアルのような別のコンポーネントを含むこともあります。Emacsにはそのようなアーカイブから簡単にパッケージをダウンロードしてインストールする機能が含まれています。このチャプターの残りの部分ではその機能について説明します。

パッケージアーカイブからのインストールで利用可能なパッケージをリストするにはM-x list-packages RETとタイプします。M-x list-packagesにより、すべてのパッケージのリストを含む、*Packages*という名前のバッファーが表示されます。このバッファーを通じてパッケージをインストールしたりアンインストールできます。Package Menuバッファーを参照してください。

コマンドC-h P (describe-package)はパッケージ名の入力を求め、そのパッケージの属性や、実装する機能を説明するヘルプバッファーを表示します。

デフォルトでは、Emacsはemacs開発者により保守されGNUプロジェクトによりホスティングされるパッケージアーカイブからパッケージをダウンロードします。オプションでサードパーティーにより保守されるアーカイブから、パッケージをダウンロードすることもできます。パッケージのインストールを参照してください。

Emacs Lispのプログラムをインストール可能なパッケージに変更する情報に関しては、Packaging in The Emacs Lisp Reference Manualを参照してください。