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34.15 メッセージの編集

通常のEmacsのキーバインドのほとんどはRmailモードで利用可能ですが、C-M-nC-M-hのように、他の目的のためにRmailにより再定義されているものもあります。しかしRmailバッファーは通常読み取り専用で、ほとんどの文字はRmailコマンドに再定義されています。メッセージのテキストを編集したい場合、Rmailのeコマンドを使わなければなりません。

e

カレントメッセージを通常のテキストとして編集します。

e command (rmail-edit-current-message)は、Rmailモードから、Rmail Editモードという、Textモードと類似した、別のメジャーモードに切り替えます。メジャーモードの変更はモードラインに示されます。

Rmail Editモードでは、文字は通常どおり文字自身を挿入し、Rmailコマンドは利用できません。メッセージの本文とヘッダーフィールドを編集することができます。メッセージの編集を終えたら、C-c C-c (rmail-cease-edit)でRmailモードに戻ります。かわりにC-c C-] (rmail-abort-edit)とタイプすれば、編集をキャンセルしてRmailモードに戻ることができます。

Rmail Editモードに入ることにより、フックtext-mode-hook、その後にフックrmail-edit-mode-hookが実行されます(フックを参照してください)。通常のRmailモードにもどると、メッセージを変更した場合には、そのメッセージに属性‘edited’が追加されます(Rmailの属性を参照)。