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29.1.3.1 マージでの基本的なバージョンコントロール

マージベースの現代的なバージョンコントロールシステム(GitやHgのようなVCS; バージョンコントロールにおけるマージベースとロックベースを参照)では、バージョンコントロールされたファイルをvisitしているバッファー、あるいはVC DirectoryバッファーやDiredバッファーから呼び出されるとC-x v vは以下のことを行います:

これらのルールは、変更はレポジトリから自動的にマージされない点をのぞき、RCSを非ロックモードで使用している場合も適用されます。あなたがファイルの編集を始めた後に、他のユーザーが同じファイルをコミットした場合、何の情報も与えられません。あなたのリビジョンをコミットしたとき、他のユーザーの変更は失われます(しかし、それはレポジトリには残るので、決定的に失われるわけではありません)。したがって、変更をコミットする前に、カレントリビジョンが変更されていないことを調べなければなりません。それに加えて、このモードでもRCSでロックすることが可能です。変更されていないファイルでのC-x v vは、RCSの通常のロックモードのようにそのファイルをロックします。(ロックでの基本的なバージョンコントロールを参照してください)。

DiffモードのバッファーからC-x v vを呼び出すと、このコマンドはそのバッファーに1つ以上のファイルにたいするpatchセットがあるとみなします。そして変更をそれぞれのファイルに適用して、適切なコミットログメッセージをタイプできるように*vc-log*バッファーをポップアップした後にそれらの変更をコミットします。