FlymakeモードはC、C++、Perl、HTML、TeX/LaTeXを含む、多くのプログラミング言語およびマークアップ言語の構文チェックを、オンザフライ(on-the-fly)で処理するマイナーモードです。これは通常の人間の言語にたいしてスペルチェックを処理する、Flyspellモード(スペルのチェックと訂正を参照してください)と、その方法において類似しています。Flymakeモードはファイルの編集にしたがい、そのバッファーの一時的なコピーを使用して、適切な構文チェックツールをバックグラウンドで実行します。それからエラーメッセージと警告メッセージを解析して、そのバッファーの間違った行をハイライトします。使用される構文チェックツールは、言語に依存します。たとえば通常、C/C++ファイルの場合は、Cコンパイラーです。Flymakeは、複雑なプロジェクトにたいしてのチェックでは、make
のようなビルドツールを使うこともできます。
Flymakeモードを有効にするには、M-x flymake-modeとタイプします。M-x flymake-goto-next-errorおよびM-x flymake-goto-prev-errorを使用して、これが見つけたエラーにジャンプすることができます。カレントバッファーにたいする診断の概観について詳細を表示するにはコマンドM-x flymake-show-buffer-diagnostics、同じようにプロジェクト全体(プロジェクトで作業するを参照)にたいする診断の概観を表示!にはコマンドM-x flymake-show-project-diagnosticsを使用してください。
Flymakeの使用についての詳細は、 Flymake in The Flymake Manualを参照してください。