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28.19 ドラッグアンドドロップ

ユーザーが別のアプリケーションからEmacsに何かをドラッグをした際には、その別アプリケーションはEmacsがドラッグされたデータを処理可能か告げることを期待します。変数x-dnd-test-functionは何を応答するか決定するためにEmacsにより使用されます。デフォルト値はx-dnd-default-test-functionで、これはドロップされたデータのタイプがx-dnd-known-types内にあればドロップを受け入れます。何か別の条件にもとづいてEmacsにドロップを許容または拒絶させたければ、x-dnd-test-functionおよび/またはx-dnd-known-typesをカスタマイズできます。

Emacsが異なるタイプのドロップを処理する方法を変更したり新たなタイプを追加したければx-dnd-types-alistをカスタマイズします。これには他のアプリケーションがドラッグアンドドロップに使用するタイプが何なのか詳細な知識が要求されます。

EmacsにURLがドロップされたとき、それはファイルかもしれませんが他のURLタイプ(ftp、http、...)であるかもしれません。EmacsはまずそのURLに何を行うべきか判断するために、dnd-protocol-alistをチェックします。それにマッチがなく、かつbrowse-url-browser-functionがalistならEmacsはそこでマッチを探します。それでもマッチが見つからなければ、そのURLにたいするテキストを挿入します。これらの変数をカスタマイズすればEmacsの挙動を変更できます。