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31.17.5 調整可能な“タブストップ”

このセクションでは、ユーザー指定の“タブストップ(tab stops)”と、それらを使用、セットするメカニズムについて説明します。“タブストップ”という名前は、タイプライターのタブストップと機能が類似しているため使用されています。この機能は、次のタブストップ列に到達するために、適切な数のスペースとタブを挿入することにより機能します。これは、バッファー内のタブ文字の表示に影響を与えません(Usual Displayを参照)。Textモードのような少数のメジャーモードだけが、TAB文字を入力として、このタブストップ機能を使用することに注意してください。Tab Stops in The GNU Emacs Manualを参照してください。

Command: tab-to-tab-stop

このコマンドはtab-stop-listにより定義される次のタブストップ列までポイント前にスペースかタブを挿入する。

User Option: tab-stop-list

この変数はtab-to-tab-stopにより使用されるタブストップ列を定義する。これはnil、もしくは増加(均等に増加する必要はない)していく整数のリストであること。このリストは暗黙に、最後の要素と最後から2番目の要素の間隔(またはリストの要素が2未満ならtab-width)を繰り返すことにより無限に拡張される。値nilは列tab-widthごとにタブストップすることを意味する。

インタラクティブにタブストップの位置を編集するにはM-x edit-tab-stopsを使用すればよい。