Next: , Previous: , Up: Processes   [Contents][Index]


36.16 データグラム

データグラム(datagram)接続は、データストリームではなく個別のパッケージで対話します。process-sendを呼び出すたびに1つのデータグラムパケット(Input to Processesを参照)が送信されて、受信されたデータグラムごとに1回フィルター関数が呼び出されます。

データグラム接続は毎回同じリモートピア(remote peer)と対話する必要はありません。データグラム接続はデータグラムの送信先を指定するリモートピアアドレス(remote peer address)をもちます。フィルター関数にたいして受信されたデータグラムが渡されるたびに、そのデータグラムの送信元アドレスがピアアドレスにセットされます。このようにもしフィルター関数がデータグラムを送信したら、それは元の場所へ戻ることになります。:remoteキーワードを使用してデータグラム接続を作成する際にはリモートピアアドレスを指定できます。set-process-datagram-addressを呼び出すことにより後からそれを変更できます。

Function: process-datagram-address process

processがデータグラム接続かサーバーなら、この関数はそれのリモートピアアドレスをリターンする。

Function: set-process-datagram-address process address

processがデータグラム接続かサーバーなら、この関数はそのリモートピアアドレスにaddressをセットする。