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11.15 ジェネリック変数

ジェネリック変数(generalized variable: 汎変数)またはplaceフォーム(place form)は、値が格納されるLispメモリー内の多くの場所のうちの1つです。1番シンプルなplaceフォームは通常のLisp変数です。しかしリストのCARCDR、配列の要素、シンボルのプロパティー、その他多くのロケーション(location)もLisp値が格納される場所です。

ジェネリック変数は、C言語の“lvalues(左辺値)”と類似しています。C言語のlvalueでは、‘x = a[i]’で配列から要素を取得し、同じ表記を使用して、‘a[i] = x’で要素を格納します。a[i]のような特定のフォームが、Cではlvalueになれるように、Lispでジェネリック変数になることができる一連のフォームが存在します。