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Emacsはいくつかの異なるフォーマットのイメージを表示できます。これらのイメージフォーマットのいくつかは、特定のサポートライブラリーがインストールされている場合のみサポートされます。いくつかのプラットフォームではEmacsはオンデマンドでサポートライブラリーをロードできます。そのような場合には、それらの動的ライブラリーにたいする既知の名前セットを変更するために変数dynamic-library-alist
を使用できます。Dynamic Librariesを参照してください。
サポートされるイメージフォーマット(と要求されるサポートライブラリー)にはPBMとXBM(サポートライブラリーに依存せず常に利用可能)、XPM(libXpm
)、GIF
(libgif
またはlibungif
)、PostScript(gs
)、JPEG(libjpeg
)、TIFF(libtiff
)、PNG(libpng
)、SVG
(librsvg
)が含まれます。
これらのイメージフォーマットはそれぞれイメージタイプシンボル(image type
symbol)に関連付けられます。上記のフォーマットにたいするシンボルは順にpbm
、xbm
、xpm
、gif
、postscript
、jpeg
、tiff
、png
、svg
です。
さらにImageMagick(libMagickWand
)のサポートつきでEmacsをビルドした場合には、EmacsはImageMagickが表示可能なイメージフォーマットを表示できます。ImageMagick Imagesを参照してください。ImageMagickを通じて表示されるすべてのイメージはタイプシンボルimagemagick
をもちます。
この変数はカレント構成で潜在的にサポートされるイメージフォーマットにたいするタイプシンボルのリストを含む。
“潜在的”とはEmacsがそのイメージタイプを知っていることを意味しており、実際に使用可能である必要はない(たとえば動的ライブラリーが利用できないせいかもしれない)。どのイメージタイプが実際に利用できるか知るためにはimage-type-available-p
を使用すること。
この関数はタイプtypeのイメージのロードと表示が可能なら非nil
をリターンする。typeはイメージタイプシンボルであること。
サポートライブラリーが静的にリンクされたイメージタイプにたいして、この関数は常にt
をリターンする。サポートライブラリーが動的にロードされるイメージタイプにたいしてはライブラリーがロード可能ならt
、それ以外ならnil
をリターンする。