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killリングはリスト内でもっとも最近にkillされたテキストが先頭になるように、killされたテキストを記録します。たとえば短いkillリングは以下のようになるでしょう:
("some text" "a different piece of text" "even older text")
このリストのエントリー長がkill-ring-max
に達すると、新たなエントリー追加により最後のエントリーが自動的に削除されます。
killコマンドが他のコマンドと混ざり合っているときは、各killコマンドはkillリング内に新たなエントリーを作成します。連続する複数のkillコマンドは単一のkillリングエントリーを構成します。これは1つの単位としてyankされます。2つ目以降の連続するkillコマンドは、最初のkillにより作成されたエントリーにテキストを追加します。
yankにたいしては、killリング内のただ1つのエントリーが、そのリングの“先頭”のエントリーとなります。いくつかのyankコマンドは、異なる要素を“先頭”に指定することにより、リングを“回転(rotate)”させます。しかしこの仮想的回転はリスト自身を変更しません。もっとも最近のエントリーが、常にリスト内の最初に配置されます。