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19.11 ミニバッファーのウィンドウ

以下の関数はミニバッファーウィンドウをアクセスにして選択して、それがアクティブかどうかテストします。

Function: active-minibuffer-window

この関数はカレントでアクティブなミニバッファーウィンドウ、アクティブなウィンドウがなければnilをリターンする。

Function: minibuffer-window &optional frame

この関数はフレームframeにたいして使用されるミニバッファーウィンドウをリターンする。framenilならカレントフレームを意味する。フレームに使用されるミニバッファーウィンドウは、そのフレームの一部である必要はないことに注意。自身のミニバッファーをもたないフレームは、必然的に他のフレームのミニバッファーウィンドウを使用する。

Function: set-minibuffer-window window

この関数はミニバッファーウィンドウとしてwindowを使用するよう指定する。これは通常のミニバッファーコマンドを呼び出さずにミニバッファーにテキストを入力する場合には、そのミニバッファーがどこに表示されるかに影響を及ぼす。通常のミニバッファー入力関数はすべてカレントフレームに対応するミニバッファーを選択して開始されるので影響はない。

Function: window-minibuffer-p &optional window

この関数はwindowがミニバッファーウィンドウならnilをリターンする。windowのデフォルトは選択されたウィンドウ。

(minibuffer-window)の結果を比較して与えられたウィンドウがミニバッファーかどうか判断するのは正しくない。なぜなら複数のフレームがある場合には、ミニバッファーウィンドウも複数あり得るからである。

Function: minibuffer-window-active-p window

この関数はwindowがカレントでアクティブなミニバッファーウィンドウなら非nilをリターンする。