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複数のイメージを含むことができるイメージファイルがいくつかあります。わたしたちはこのような場合には、イメージ内に複数の“フレーム”があると表現しています。現在のところEmacsはGIF、TIFF、およびDJVMのような特定のImageMagickフォーマットにたいする複数フレームをサポートします。
フレームは、複数の“ページ”を表現するため(通常は、たとえばマルチフレームTIFFの場合)、あるいはアニメーションを作成するため(通常はマルチフレームGIFファイルの場合)に使用できます。
マルチフレームイメージは、表示されるフレームを指定する整数値(0から数える)が値であるようなプロパティ:index
をもっています。
この関数はimageが2つ以上のフレームを含めば非nil
をリターンする。実際のリターン値はコンス(nimages
.
delay)
でありnimagesはフレーム数、delayはフレーム間の遅延秒数、イメージが遅延を指定しなければnil
。通常はアニメーションを意図されたイメージはフレームの遅延を指定して、複数ページとして扱われることを意図したイメージは指定しない。
この関数はimageにたいして0から数えたカレントフレーム番号のインデックスをリターンする。
この関数はimageをフレーム番号nとスイッチする。nocheckがnil
なら有効範囲外のフレーム番号を範囲終端に置き換える。imageが指定された番号のフレームを含まなければイメージは中抜きの四角(hollow
box)で表示される。
この関数はimageをアニメーション表示する。オプションの整数indexは開始するフレームを指定する(デフォルトは0)。オプション引数limitはアニメーションの長さを制御する。これが省略かnil
ならアニメーション回数は1回、t
なら永久にループ表示する。数値ならその秒数後にアニメーションは停止する。
アニメーションはタイマーにより処理されます。Emacsは最小のフレーム遅延を0.01秒(
image-minimum-frame-delay
の値)とすることに注意してください。そのイメージ自身が遅延を指定しなければEmacsはimage-default-frame-delay
を使用します。
この関数はもし存在すればimageのアニメーションに責任をもつタイマーをリターンする。