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28.3.3.2 位置のパラメーター

位置パラメーターの値は通常はピクセル単位ですが、テキスト端末ではピクセル単位のかわりに文字数か行数で数えられます。

left

スクリーンの左(右)エッジからフレームの左(右)エッジまでの、ピクセル単位での位置。値は:

整数

正の整数はスクリーン左エッジをフレーム左エッジに、負の整数はフレーム右エッジをスクリーン右エッジに関連付ける。

(+ pos)

これはスクリーン左エッジにたいしフレーム左エッジの相対的位置を指定する。整数posは正か負の値をとり得る。負の値はスクリーン外側、または(マルチモニターディスプレイにたいしては)プライマリーモニター以外のモニター上の位置を指定する。

(- pos)

これはスクリーン右エッジにたいしフレーム右エッジの相対的位置を指定する。整数posは正か負の値をとり得る。負の値はスクリーン外側、または(マルチモニターディスプレイにたいしては)プライマリーモニター以外のモニター上の位置を指定する。

プログラムで指定した位置を無視するウィンドウマネージャーがいくつかある。指定した位置が無視されないことを保証したければ、パラメーターuser-positionにも同様に非nil値を指定すること。

top

スクリーン上(下)エッジにたいして、上(下)エッジのスクリーン位置をピクセル単位で指定する。方向が水平ではなく垂直である点を除き、これはleftと同様に機能する。

icon-left

スクリーン左エッジから数えた、フレームアイコン左エッジのピクセル単位のスクリーン位置。ウィンドウマネージャーがこの機能をサポートすれば、これはフレームをアイコン化したとき効果を発揮する。このパラメーターに値を指定する場合にはicon-topにも値を指定しなければならず、その逆も真。

icon-top

スクリーン上端から数えたフレームアイコン上端のピクセル単位のスクリーン位置。ウィンドウマネージャーがこの機能をサポートすれば、これはフレームをアイコン化したときに効果を発揮する。

user-position

フレームを作成してパラメーターlefttopで位置を指定する際は、指定した位置がユーザー指定(人間であるユーザーにより明示的に要求された位置)なのか、それとも単なるプログラム指定(プログラムにより選択された位置)なのかを告げるためにこのパラメーターを使用する。非nil値はそれがユーザー指定の位置であることを告げる。

ウィンドウマネージャーは一般的にユーザー指定位置に留意するとともに、プログラム指定位置にも幾分か留意する。しかし多くのウィンドウマネージャーはプログラム指定位置を無視して、ウィンドウをウィンドウマネージャーのデフォルトの方法で配置するかユーザーのマウスによる配置に任せる。twmを含むウィンドウマネージャーのいくつかは、プログラム指定位置にしたがうか無視するかをユーザーの指定に任せる。

make-frameを呼び出す際にパラメーターlefttopの値がそのユーザーにより示される嗜好を表すなら、このパラメーターに非nil値、それ以外はnilを指定すること。