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9.2.2 シンボルのフォーム

シンボルが評価されるときは変数として扱われます。それが値をもつなら結果はその変数の値になります。そのシンボルが変数としての値をもたなければ、Lispインタープリターはエラーをシグナルします。変数の使用法についての情報はVariablesを参照してください。

以降の例ではsetqでシンボルに値をセットしています。その後シンボルを評価してからをsetqに戻します。

(setq a 123)
     ⇒ 123
(eval 'a)
     ⇒ 123
a
     ⇒ 123

シンボルniltは特別に扱われるので、nilの値は常にniltの値は常にtになります。これらに他の値をセットしたり、他の値にバインドすることはできません。したがってこの2つのシンボルは、(たとえevalがそれらを他の任意のシンボルと同様に扱うとはいえ)自己評価フォームと同じように振る舞います。名前が‘:’で始まるシンボルも同じ方法で自己評価されます。そして、(通常は)値を変更できない点も同じです。Constant Variablesを参照してください。