Next: Frame Type, Previous: Marker Type, Up: Editing Types [Contents][Index]
ウィンドウ(window)はEmacsがバッファーを表示するために使用する端末スクリーンの部分を記述します。すべてのウィンドウは関連付けられた1つのバッファーをもち、バッファーの内容はそのウィンドウに表示されます。それとは対照的に、あるバッファーは1つのウィンドウに表示されるか表示されないか、それとも複数のウィンドウに表示されるかもしれません。
同時に複数のウィンドウが存在するかもしれませんが、常に1つのウィンドウが選択されたウィンドウ(selected window)になります。Emacsがコマンドにたいして準備できているときに、(通常は)カーソルが表示されるウィンドウが、選択されたウィンドウです。選択されたウィンドウは通常、カレントバッファーを表示しますが、これは必須ではありません。
スクリーン上でウィンドウはフレームにグループ化されます。ウィンドウはそれぞれ、ただ1つのフレームだけに属します。Frame Typeを参照してください。
ウィンドウは入力構文をもちません。ウィンドウはウィンドウ番号と表示されているバッファー名を与える、ハッシュ表記でプリントされます。与えられたウィンドウに表示されるバッファーは頻繁に変更されるかもしれないので、一意にウィンドウを識別するためにウィンドウ番号が存在します。
(selected-window) ⇒ #<window 1 on objects.texi>
ウィンドウに作用する関数の説明はWindowsを参照してください。