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19.13 再帰的なミニバッファー

以下の関数と変数は再帰ミニバッファーを処理します(Recursive Editingを参照):

Function: minibuffer-depth

この関数はアクティブなミニバッファーのカレント再帰深さを正の整数でリターンする。アクティブなミニバッファーが存在しなければ0をリターンする。

User Option: enable-recursive-minibuffers

この変数が非nilならミニバッファーウィンドウがアクティブでも、(find-fileのような)ミニバッファーを使用するコマンドを呼び出すことができる。このような呼び出しは新たなミニバッファーにたいして再帰編集レベル(recursive editing level)を生成する。内側レベルの編集の間、外側レベルのミニバッファーは非表示になる。

この変数がnilなら、ミニバッファーウィンドウがアクティブなときにたとえ他のウィンドウに切り替えても、ミニバッファーコマンドの呼び出しはできない。

コマンド名が非nilのプロパティenable-recursive-minibuffersをもつ場合には、たとえミニバッファーから呼び出された場合でも、そのコマンドは引数の読み取りにミニバッファーを使用できる。コマンドのinteractive宣言内でenable-recursive-minibufferstにしても、これを行うことができる(Using Interactiveを参照)。ミニバッファーコマンドnext-matching-history-element (ミニバッファー内では通常M-s)は後者を行う。