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22.4.5 モードラインでの%構造

モードライン構文として使用される文字列では、さまざまな種類のデータを置き換えるために%構文を使用できます。以下は定義済みの%構文と意味のリストです。

%%’以外の構文では、フィールドの最小幅を指定するために‘%’の後に10進整数を追加できます。幅がそれより小さければそのフィールドは最小幅にパディングされます。純粋に数値的な構文(‘c’、‘i’、‘I’、‘l’)は左側、それ以外は右側にスペースを追加してパディングされます。

%b

buffer-name関数により取得されるカレントバッファー名。Buffer Namesを参照のこと。

%c

ポイント位置のカレント列番号。

%e

EmacsがLispオブジェクトにたいしてメモリー不足になりそうなときは、それを伝える簡略なメッセージを示す。それ以外の場合は空。

%f

buffer-file-name関数により取得されるvisit中のファイル名。Buffer File Nameを参照のこと。

%F

選択されたフレームのタイトル(ウィンドウシステム上のみ)か名前。Basic Parametersを参照のこと。

%i

カレントバッファーのアクセス可能な範囲のサイズ。基本的には(- (point-max) (point-min))

%I

%i’と同様だが10^3は‘k’、10^6は‘M’、10^9は‘G’を使用して略記することで、より読みやすい方法でサイズをプリントする。

%l

ポイント位置のカレント行番号。そのバッファーのアクセス可能な範囲内でカウントされる。

%n

ナローイングが有効なときは‘Narrow’、それ以外は何も表示しない(Narrowingnarrow-to-regionを参照)。

%p

ウィンドウの最上部より上にあるバッファーテキストのパーセント表示、または‘Top’、‘Bottom’、‘All’のいずれか。デフォルトのモードライン構文は、これを3文字に切り詰めることに注意。

%P

ウィンドウの最下部より上にあるバッファーテキスト(ウィンドウ内の可視なテキストと最上部の上にあるテキスト)のパーセント表示、およびバッファーの最上部がスクリーン上で可視なら、それに加えて‘Top’。または‘Bottom’か‘All’。

%s

process-statusにより取得されるカレントバッファーに属するサブプロセスの状態。Process Informationを参照のこと。

%z

キーボード、端末、およびバッファーコーディングシステムのニーモニック。

%Z

%z’と同様だが、EOL形式(end-of-line format: 改行形式)を含む。

%*

バッファーが読み取り専用(buffer-read-onlyを参照)なら‘%’、
変更(buffer-modified-pを参照)されていればは‘*’、
それ以外は‘-’。Buffer Modificationを参照のこと。

%+

バッファーが変更(buffer-modified-pを参照)されていれば‘*
バッファーが読み取り専用(buffer-read-onlyを参照)なら‘%’、
それ以外は‘-’。これは読み取り専用バッファーの変更にたいしてのみ‘%*’と異なる。Buffer Modificationを参照のこと。

%&

バッファーが変更されてれば‘*’、それ以外は‘-’。

%[

再帰編集レベルの深さを表示する(ミニバッファーレベルは勘定しない)編集レベル1つが‘[’。Recursive Editingを参照のこと。

%]

編集レベル1つが‘]’(ミニバッファーレベルは勘定しない)。

%-

モードラインの残りを充填するのに十分なダッシュ。

%%

文字‘%’。%構文が許される文字列内にリテラル‘%’を含めるにはこの方法を使用する。

以下の2つの%構文はまだサポートされていますが、同じ結果を変数mode-nameglobal-mode-stringで取得できるので時代遅れです。

%m

mode-nameの値。

%M

global-mode-stringの値。