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フレームパラメーターはフレームのサイズを文字単位で指定します。グラフィカルなディスプレイ上では、defaultフェイスがこれら文字単位の実際のピクセルサイズを決定します(Face Attributesを参照)。
heightフレームのテキストエリアの文字単位の高さ(Frame Geometryを参照)。
widthフレームのテキストエリアの文字単位の幅(Frame Geometryを参照)。
user-sizeこれはサイズパラメーターheightとwidthにたいして、user-position
(user-positionを参照)がtopとleftが行うのと同じことを行う。
fullscreenこのパラメータはフレームの幅、高さ、またはその両方を最大化するかどうかを指定する。値はfullwidth、fullheight、fullboth、またはmaximized。フレームがfullwidthなら幅、fullheightなら高さ、fullbothまら幅と高さが可能なかぎり大きくなる。maximizedは“fullboth”と同様だが、通常はタイトルバーとフレームのリサイズやクローズ用のボタンが維持される点が異なる。同様に最大化されたフレームでは、デスクトップ上に表示されているタスクバーやパネルが見えなくなること通常はない。一方で“fullboth(全画面)”のフレームは、通常はタイトルバーは省略されて、利用可能なスクリーンスペース全体を占有する。
この点ではfullheightやfullwidthのフレームは最大化されたフレームと類似している。しかしこれらは通常は最大化フレームでは存在しないエクスターナルボーダーを表示する。したがって最大化されたフレームの高さと幅は、fullheightのフレームの高さやfullwidthのフレームの幅とあ数ピクセル異なることがある。
いくつかのウィンドウマネージャでは、フレームを真に最大化または全画面で表示させるために、変数frame-resize-pixelwise
(Size and Positionを参照)のカスタマイズが必要になる。更に全画面や最大化の種々の状態間での円滑な繊維をサポートしないウィンドウマネージャもいくつかあるだろう。これらに対処するために変数x-frame-normalize-before-maximizeのカスタマイズが助けとなるだろう。
fullscreen-restoreこのパラメータはtoggle-frame-fullscreenコマンド (Frame Commands in The GNU Emacs
Manualを参照)呼び出し後の“fullboth”状態での、望ましい全画面状態を指定する。このパラメーターはFrame
Commands in The GNU Emacs
Manualを参照の切り替え時に、このコマンドによって自動的にインストールされる。しかしEmacsが“fullboth”の状態で開始された場合には、以下の例のように初期ファイル内で望ましい挙動を指定する必要がある
(setq default-frame-alist
'((fullscreen . fullboth) (fullscreen-restore . fullheight)))
これはF11の初回タイプ後に、フレームに新たにfullheightを与えるだろう。