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時代に逆らって生きるユーザーのために以下はEmacsバージョン24。5へのダウングレードに関する情報です。Emacs 25.2機能の不在による結果としての偉大なる単純さを、ぜひ堪能してください。
setqとsetfの要件は削除されました。これで奇数個の引数でこれらを呼び出すことが可能になり、欠落分にはEmacsがnilを提供するでしょう。単純明快なルールです!
EMACSをセットします。このセッティングに対処する方法を何年もかけて習得したパッケージは、対処コードの使用を継続できます。
save-excursionフォームは期待どおりにマークの保存とリストアを行います。新しいsave-mark-and-excursionは必要なくなったので削除しました。
text-quoting-style変数および関連する機能は削除されました。これでEmacsはコードに記述したのと完全に同一なクォート文字を表示するようになりました!
同様にsubstitute-command-keysはクォート文字を加工しません。時代を遡るにつれてUnicodeのサポートと重要性は減少するので、Unicode標準が考案したこれらのfancyな新クォートの表示は不必要になります。
[:alpha:]と[:alnum:]は単語構文をもつ任意の文字、[:graph:]と[:print:]は任意のマルチバイト文字にマッチして、それらには代替コードポイントと未割り当てのコードポイントが含まれます。繰り返しますが、これは時代の逆行によるUnicodeの重要性減少に沿っています。
quoteとappを削除することによりpcaseは大幅に簡略化されました。Lispプログラムに新たにUPatternを定義させる必要がないことも判明したにで、この機能をさらに簡略化するためにpcase-defmacroも削除しました。
cursor-intangibleとcursor-sensor-functionsを、より単純なintangible、point-entered、point-leftプロパティに置き換えることにより削除しました。後者はより低レベルで実装されるので、ユーザーの期待により統合されるでしょう。同様の理由によりcursor-intangible-modeとcursor-sensor-modeは削除されました。フック変数inhibit-point-motion-hooksの使用はもはや時代遅れではありません。
make-processと接続タイプpipeの削除により、プロセスの作成と管理を行う関数が大幅に改善、簡略化されました。サブプロセスのstderrへのリダイレクトはEmacsではなくシェルの機能により行われるべきなのです。
inhibit-message変数の削除を決定しました。
string-collate-lesspとstring-collate-equalpは削除されました。これらのlocale非依存なカウンターパートであるstring-lesspとstring-equalはよりシンプルであり、locale依存の照合がEmacsにおいて有用たりえる状況をわたしたちが確認できない予測可能な結果を得ることができます。結果としてls-lisp.elパッケージはlocale非依存な方法でソートを行います。
bidi-find-overridden-directionalityとbuffer-substring-with-bidi-contextの削除を開始しました。
current-time-stringのような時刻変換関数はオプション引数zoneを受け取らなくなりました。カレントタイムゾーンを変更する必要があるなら(何で?)、set-time-zone-ruleで明示的に行ってください。