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18.2.11 Edebugでのプリント

プログラム内の式が循環リスト構造(circular list structure)を含む値を生成する場合は、Edebugがそれをプリントしようとしたときエラーとなるかもしれません。

循環構造への対処の1つとして、print-lengthprint-levelにプリントの切り詰めをセットする方法があります。Edebugは変数edebug-print-lengthedebug-print-levelの値(非nil値なら)を、これらの変数にバインドします。Output Variablesを参照してください。

User Option: edebug-print-length

nilなら結果をプリントするときEdebugはprint-lengthをこの値にバインドする。デフォルト値は50

User Option: edebug-print-level

nilなら結果をプリントするときEdebugはprint-levelをこの値にバインドする。デフォルト値は50

print-circleを非nil値にバインドして、循環構造や要素を共有する構造にたいして、より参考になる情報をプリントするよういにすることもできます。

以下は循環構造を作成するコードの例です:

(setq a '(x y))
(setcar a a)

カスタムプリントはこれを‘Result: #1=(#1# y)’のようにプリントします。‘#1=’という表記はその後の構造をラベル‘1’とラベル付けして、‘#1#’表記はその前にラベル付けされた構造を参照しています。この表記はリストとベクターの任意の共有要素に使用されます。

User Option: edebug-print-circle

nilなら結果をプリントするときEdebugはprint-circleをこの値にバインドする。デフォルト値はt

他のプログラムもカスタムプリントを使用できます。詳細はcust-print.elを参照してください。